(仮称)登って登って国士無双

登山を趣味とするオフィスワーカーのブログです

登山靴のソール張替え…の予定が購入に

今履いている登山靴は、モンベルのツオロミーブーツというもので、4~5年前に購入したものです。ソールの交換をしなければと思いつつ、しないままになっていたのですが、双六岳の山行のときグリップ力が落ちてきたのかなと思い、モンベルにソール交換に行きました。

店員さんに聞いたところ、ミッドソールが痛んでおり、交換したほうがよいとのこと。交換費用はは15,000円、5か月かかるとのことでした。金額は覚悟していたのですが、5か月かかるとなると、予定している前穂高岳や下の廊下に行けなくなってしまいます。

買い替えした場合の2/3の金額がかかることもあり、店員さんに買い替えを示唆されました。ツオロミーブーツの後継は、アルパインクルーザー800だそうです。レザーのアルパインクルーザー1000もありますが、値段がお高いです。また、レザーはゴローのブーティを持っているので、レザーの購入は考えませんでした。

となると、アルパインクルーザー800か1000になります。1000のほうが、革の部分が多いので、岩稜帯を歩くのに安心感があることと、ソールが若干固いようで、つま先を岩の出っ張りにおくのに安定するようです。重さの違いもそこまで気にならず、値段は4500円くらいの違いです。なので、アルパインクルーザー1000を購入することにしました。しかし、予定外の出費です。

このあと、前穂高岳から奥穂高岳に縦走に行くべく、山小屋を予約しています。雑誌「山と渓谷」バックナンバーを見ていたら、前穂高岳奥穂高岳縦走は、A~Eの5段階で、Eになっており、Eは大キレットや北穂高~奥穂高の縦走と同じランクになっていました。岩稜ゾーンが長く続くから…だと思うのですが、ちょっとビビってきました。

とはいえ、行く前に近場の山で足慣らしをしてから、新しい登山靴で行きたいと思います。

 

室堂~五色ヶ原③

五色ヶ原の朝。3時くらいから出発する人たちの気配で目が覚めました。でも、二度寝したけどね。

槍ヶ岳の穂先がちょこんと出てるね。

 

のんびり支度をしていたら、かなり最後のほうの撤収になりました。

しばらくは木道歩き。

ザラ峠に下って、まだ獅子岳に登る…。

獅子岳から振り返ると、五色ヶ原山荘とテント場…はほとんど見えないね。後ろの白い山は薬師岳

ハクサンフウロ

黒部湖

雪渓近くの花畑

多分、これは龍王岳の登りかな。

龍王岳の山頂直下をトラバースすると、富山大学研究所に着きました。その後、一の越に向けて下山。階段状になっている登山道に雷鳥が1羽いて、踏みそうになりました。

一の越山荘。本当はアルペンルートで帰るつもりでしたが、疲れ切ってしまい、空いているかダメ元で聞いてみたら、空いているとのこと。個室でしたが、11,000円くらいで泊まれました。

これは朝ご飯。夜はシチューでおいしかったです。


朝の室堂。溶岩台地です。

チングルマの綿毛

一の越山荘から1時間弱歩いて、室堂に着きました。最終日はのんびりハイキング。

今回の山旅は、昨年のリベンジで、無事五色ヶ原でテント泊することができました。でも、2泊3日の予定が、予定外の3泊4日になり、かなり贅沢な山旅となりました。五色ヶ原は室堂から6時間くらいのコースタイムですが、山を3つ超えていくので、なかなかハードです。

今年は、白山、五色ヶ原と数年来行きたいと思っていた山に行っています。あとは、前穂高~奥穂高の縦走、下の廊下が目標。果たして、この2つの山旅に行けるのでしょうか。

室堂~五色ヶ原②

今日もいい天気です。雷鳥沢キャンプ場を6:30出発。振り返るとたくさんのテントがありました。

しばらく歩いたところ。眼下に室堂山荘が見えますね。

一の越山荘(標高2,700m)が見えてきました。雷鳥沢キャンプ場が標高2,280mなので、420m登ったことになります。

一の越山荘とうちゃく

一の越からは、奥に、槍ヶ岳から南岳の稜線が見える。何年か前あの稜線を歩きました。3,000m峰を3座クリアできる稜線歩きであって、歩いている人が少なくて、気持ちよかったなぁ。

一の越から富山大学研究所までさらに登りました。トウヤクリンドウが咲き誇っています。

ここからは目的地五色ヶ原が見えます。中央に映っているポツンと一軒家は五色ヶ原山荘。そこから15分くらいのところにキャンプ場があります。そこが本日の目的地。後ろの白っぽい山は薬師岳。その後ろの山は黒部五郎岳でしょうか。どちらも百名山です。

さて、ここから五色ヶ原を目指して歩きます。左側に見えるてっぺんは龍王岳。龍王岳は登らずに五色ヶ原に向けて右側を巻いて下っていきます。

ここからは高山植物だらけ。青い花。(←名前不明)

黄色い花(←名前不明)

トリカブト

ハクサンフウロ

これは振り返って龍王岳を見たところ?

左下に黒部湖が見えますね。

紫の花はヨツバシオガマ?背後(写真の左側)にタンボ平に向かう登山道が見えます。2年前にタンボ平を歩きましたが、藪漕ぎ&激下りで大変だった思い出。タンボ平の紅葉は、歩いてみるより、上から、すなわち、立山黒部アルペンルート(ロープウェイ)から見るのがベターです。

獅子岳を激下りすると、ザラ峠です。ここは佐々成政が浜松の徳川家康に会うため、厳冬期に通過したという伝説が残っています。

獅子岳あたりから単独の男性とお話しましたが、6日間かけて黒部五郎岳水晶岳、読売新道、奥黒部、針ノ木谷で扇沢に降りる山旅とのこと。このルート、私には1回では難しいですが、歩いてみたいルートです。

獅子岳を振り返る。ガスが出てきて、視界はよくありませんが、涼しくなり歩きやすくなりました。獅子岳の下りはザラザラの石で歩きやすいとは言えない登山道。でも、スニーカーに半袖短パン、デイパックで歩く若者がいてすごい…。

ザラ峠から一山登ると、木道に出ました。このとき、キャンプ場が見えて、その光景に感動しました。

そして、五色ヶ原山荘とキャンプ場の分岐。

キャンプ場に至る木道の両側も花がたくさん。

キャンプ場見えてからが遠かった。全然着かない…。

キャンプ場にとうちゃく。朝6時30分に雷鳥沢キャンプ場を出発してから夕方5:20着。11時間くらい歩いたことになります。実は、疲労遭難一歩手前じゃないかと焦りました。なお、この写真は朝方撮影したものです。

テントを張って落ち着いたので、キャンプ場の受付と五色ヶ原山荘に水を汲みに行きました。雪渓が縮小しているようで、キャンプ場の水場は水が出ていませんでした。キャンプ場と山荘をつなぐ登山道はチングルマの綿毛ロード。

しばらく登って見下ろした光景。奥に見える建物がトイレ棟です。適度にテント同士が離れていてすいているようにも見えますが、岩や石があって、空いているところは張りにくい場所です。

途中雷鳥3羽と会いました。親子でしょうか。1羽は子ども雷鳥でした。砂浴び中でしたが、遠くから撮らせてもらいました。

このときに雷鳥がいることを教えてくれた男性も明日は薬師峠キャンプ場までコースタイム12時間超を歩くとのこと。このルート、本当に健脚で変態の人が多いです。

五色ヶ原山荘でキャンプ場の受付とCCレモンやらお菓子を購入し、水を汲んで復路を戻りました。水は山荘の入り口にある巨大やかんからいただきました。雪解け水なので、基本的にそのまま飲めるそうです。

ということで、この日は自炊して熟睡しました。テントから頭を出したら、満天の星空でしたが、星空を撮影する気力がなく、脳に焼き付けておこうと思ったまま、眠りにつきました。

さて、明日は室堂に帰ります。

室堂~五色ヶ原①

山の日に五色ヶ原へ行ってきました。五色ヶ原は昨年もトライして、雨で実現できなかった場所。今回もテント泊です。

3連休を一日前倒しして有給をとって8月10日に自宅を出発しました。この日は、立山黒部アルペンルートで室堂に入り、雷鳥沢キャンプ場まで約1時間歩くのみです。

立山黒部アルペンルートの玄関である扇沢に向けて、中央道を順調に進んでいましたが、安曇野ICの直前でスリーピングマットを忘れたことに気づきました。時刻は9時30分。さすがに2泊のテント泊でスリーピングマットなしはつらい。安曇野ICの出口を出たところにモンベルがありますが、11時オープンまで1時間半もあります。なので、松本の石井スポーツに戻り、スリーピングマットを調達しました。かなりの出費です…

www.iwatani-primus.co.jp

そんなこんなで扇沢に到着しましたが、無料駐車場は満車。やむなく24時間1,000円の有料駐車場に停めました。

そして、いざ室堂までのチケットを購入したところ、アルペンルート往復で12,000円超。去年までは10,000円以下で行けたのに…いろいろ出費が痛い…。次のバスまでは時間があったので、ダムカレーを食べました。ちなみに、ご飯がアーチダム、カレーが黒部湖。味は普通だな…

アルペンルート扇沢から室堂までは4つの乗り物に乗ります。

www.alpen-route.com

大町トンネルを通る電気バスに乗り、まずは黒部ダムへ。絶賛放水中につき、二重の虹を見ることができました。

黒部ダムに来ると、高熱隧道を読み返したくなる。

https://www.amazon.co.jp/%E9%AB%98%E7%86%B1%E9%9A%A7%E9%81%93-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%90%89%E6%9D%91-%E6%98%AD/dp/4101117039

次はケーブルカー。登っていく先を撮影した写真です。

そのあとはロープウェイ、さらにバスと乗り継ぎ、登山口の室堂に着きました。とてもいい天気です。背後に見えるのは立山の主峰雄山から別山へ至る稜線。山頂近くには社務所があり、さらに祠のあるところで登拝料を払ってお祓いを受けてお神酒をいただくことができます。

室堂からキャンプ場までは1時間弱歩きます。下の写真は、途中にあるみくりが池温泉。白濁の温泉でご飯のおいしいので、また泊まりたいな。背後には大日岳の稜線。一昨年、奥大日岳に登り、雷鳥家族に会いました。

雷鳥沢キャンプ場が見えてきました。標高は2,280m程度なので、2,450mの室堂からは170m程度下ります。茶色の建物はトイレとキャンプの受付棟です。昨年は工事中で仮設のトイレでしたが、とてもきれいな水洗トイレになっていました。

キャンプ場まではチングルマの綿毛ロード。あと1か月早かったら、チングルマが咲き誇っていたかもしれません。

立山の稜線にはヘリがずっと旋回していました。山の日の取材でしょうか。

夜ご飯は炊きこみご飯でした。

さて、明日は五色ヶ原に向かいます。五色ヶ原は北アルプスの山々に囲まれた草原台地。コースタイムは6時間くらいですが、山を3つほど超えていきます。無事たどり着けるでしょうか。

金沢前泊で行く白山1泊2日③~室堂~南竜テント泊~別当出合

さて、南竜のテント場までは最短コースのトンビ岩コースで帰りましょう。まずは白山室堂の山小屋の建物の間を進んで16:10出発します。

最初は穏やかな登山道。登山道わきに咲く花はクロユリでしょうか。

途中短い雪渓を渡りました。この辺りまでは穏やかな道。

背丈より高いハイマツ帯も通りました。

これがトンビ岩(多分)。振り返って撮影した写真です。実は、トンビ岩の手前で迷いました。トンビ岩の手前をまっすぐ進んだら道がなくなった。ここはトンビ岩手前を左に直角に曲がるのが正しいらしいです。登山アプリのヤマップのおかげで正しい登山道に復帰できていることが分かり安心しました。

遠くに南竜山荘が見えてきました。

歩いた道を振り返るとこんな感じ

最後は木の階段を降りて終了。このコース最後まで誰にも会いませんでした。最後の登山者だと何かあった場合早くても翌朝まで発見されないので、誰にも会わないと不安になります。

ほっと一安心したところで沢を渡り、キャンプ場へ。

17:20キャンプ場着。予定より早く着いたものの、テント泊の多くの人は食事中かくつろいでいる感じ。日が長いとはいえ、登山には遅い行動時間ですね。

ところで、キャンプ場の周りは高山植物がたくさん。名前にハクサンとつく花が多いのは、白山は信仰の山で昔から登られていたから、最初に白山で見つかった花が多いからのようですね。でも、「ハクサン〇〇」といえば、ハクサンイチゲを連想しますが、ハクサンイチゲは今回見なかった気がします。

翌朝。

7:46キャンプ場を後にします。このキャンプ場、トイレは水洗で、豊富な水場もあり、区画もエリア毎に高低差によって仕切られている感じでいいところでした。

ここ、南竜のあたりは、植生が高い木と低い木が分かれていて、不思議な感じでした。このあたりは標高2,100mくらいですが、森林限界を超えています。

さぁ、10時30分別当出合発のバスを目指して下山します。南竜を出発してしばらくは笹の道。

ハクサンフウロ。きれいに撮影できました。

他の登山者が白いトリカブトと説明しているのを盗み聞きして撮影した写真。

不動滝と堰堤をズーム撮影してみたよ。

最後の吊り橋。

吊り橋からみた景観。

別当出合を10時30分に出発するシャトルバスを目指して歩きましたが、なんとか7分前の10:23に到着しました。バスのチケットを購入して、ペットボトルを購入して、ストックを洗ったら、ちょうど出発になりました。

市之瀬でシャトルバスを下車したあと、今度は松任駅までのバスに乗車。自分を含めてソロの女性3人だけでした。バスは途中、重要伝統的建造物群保存地区の白峰地区を通りました。車だったら、立ち寄りたい場所ですね。

www.urara-hakusanbito.com

 

松任駅に着きましたが、北陸本線は1時間に2本程度。待っている間に駅近くのお寿司屋さんでランチにしました。

松任駅から金沢駅に向けて北陸本線に乗り、金沢駅から新幹線で帰りました。温泉に入りたかったのですが、すぐの新幹線に乗れば、都内のラッシュが本格的になる前に東京駅につけるだろうと思い、すぐの新幹線はくたかに乗りました。

 

今回の白山。花畑を見たい、テントでも行けそうということから数年前から行きたいと思っていた山です。金沢まで新幹線または長距離の運転ということで若干遠いので、数年越しの実現でしたが、一度は行きたい山ですね。初めての白山は花の季節がいいと思います。これで百名山35座登頂となりました。

最後に御朱印を。今回は、神を拝みながら登る登拝です。

さて、次は五色ヶ原に行く予定。昨年雷鳥沢まで行って、大雨で断念した山(正式には山ではないけど)です。本日、8月8日に台風7号が発生しましたが、今週末の富山の天気はもってくれるのでしょうか。

金沢前泊で行く白山1泊2日②~別当出合~南竜~山頂~室堂

さて、今日は白山に登ります。5時松任駅発のバスに間に合うべく、ビジネスホテルをチェックアウトしました。

バス乗り場はホテルと反対側の駅のロータリーです。

4時45分ごろに到着したら、すでに列ができており、バス会社の方が乗車券を販売していました。しかし、満員になることはありません。乗車は快適な1時間40分となりました。市之瀬でマイクロバスに乗り換え、登山口の別当出合に7時過ぎに着きました。

 

7:07鳥居をくぐり、スタートです。別当出合という登山口は別当谷がほかの沢と出合うからなのかなと思いましたが、どうなんでしょうか。

砂防新道と観光新道という2つのの登山道があります。砂防新道のほうが歩きやすいとのことで、行きも帰りも砂防新道を利用しました。砂防新道は別当谷に架けられた吊り橋を渡ってスタートです。この吊り橋は旧吊り橋が平成16年の土石流により流出したため、新しく架けなおしたそう。下の国交省のサイトが面白い。よかったら、見てみてくださいね。

www.hrr.mlit.go.jp

しばらく歩くと中飯場という休憩ポイントに着きました。ここには、トイレと水場があります。歩き始めて最初のころは、登山道が舗装道と交わるのですが、この舗装道には砂防事業の工事車両が通るようです。だから、飯場という名称なのでしょうか。ベンチが複数あるので、小休憩をとりました。

不動滝と砂防堰堤が見えました。

登山道はとても整備されています。老若男女問わず登られている様子。森林限界を超えてからは暑すぎて写真を撮る気力がなく、登りの時は写真少なめです。


登ること3時間半、キャンプ場が見えてきました。左に見える赤い屋根は南竜山荘。

テントの受付は最も下に位置する建物(写真下の建物)で行いました。テント代は800円を封筒に入れて箱に収める方式です。

11:07、キャンプ場に着きました。別当出合から約4時間でした。南竜山荘からは沢を渡り5分くらいです。三連休の最終日、到着時点で多くのテントが張られていました。

キャンプ場は奥の方に進むとコテージがあるのですが、コテージ寄りの区画にテントを張りました。今日はソロなので、ヘリテイジのハイレヴォ。この写真は夕方撮影したものですが、三連休の最終日とあって、到着時に比較してテントは少なくなりました。適度な距離感です。

さぁ、テントを張ったので、11:50テント場を出発しましょう。南竜山荘からテント場までの登山道にはハクサンコザクラが群生。

まずは室堂に向かうのですが、キャンプ場から室堂へは3つのコースがあります。行きはエコーラインで登ります。事前情報だとこの時期(7月中旬)はニッコウキスゲが群生しているらしい。階段状になっていて傾斜も緩やかでとても登りやすい。

整備された登山道。このエコーラインはひときわ整備されていました。

登山道から見下ろした写真。ニッコウキスゲの向こうに見えるのは右手に南竜山荘、中央にテント場のトイレ棟やコテージが見えます。

だんだんと雲が出てきました。

ピンク色が濃いアカモノ

これはチングルマ

これはツマトリソウ

これは何の花でしょうか。

と、こんな感じでニッコウキスゲ以外にもいろんな高山植物が楽しめました。

13:30白山室堂に付きました。写真の建物は、白山比咩神社(はくさんひめじんじゃ)の祈祷殿です。ちなみに、室堂でランチを食べようと思っていましたが、12:45ラストオーダーで食べられず。行動食でお腹を満たしました。ガスで見えませんが、背後に白山があります。鳥居をくぐり、祈祷殿の右側を通って山頂に向かいました。

登山道に入ってすぐクルマユリが群生。

登山道脇はこんな感じで花畑のようでした。

山頂までは整備された登山道です。これってイワギキョウ?

山頂近くにある奥宮。奥宮の先(写真の左奥)に、山頂があります。14:30山頂に到着。

室堂へ戻る際は御池めぐりコースで戻りましょう。(室堂までの所要時間1時間)山頂では、同じくソロで来ている女性3名の方と一緒になり、山頂で写真を撮っていただきました。一人の方とは後ほどテント場で再会しました。

6月頃に来ると、池に雪が一部残り、ドラゴンアイが見られるらしい。ドラゴンアイも見たかったのですが、6月頃はアイゼンが必要なので、今回は花の最盛期の7月を選びました。ドラゴンアイ、とても神秘的なのでネットで検索してください。

 

御池巡りは、多少のアップダウンはありますが、景観がこれまでと違って面白い。遠くまで来たからには、お池巡りして正解でした。

15:48室堂に戻ってきました。白山比咩神社の祈祷殿で御朱印をいただきました。

室堂で行動食を食べながら、しばらく休憩しました。ほかのエリアでは山小屋で買った食べ物飲み物のごみは山小屋で引き取ってもらえるのですが、白山界隈は、山小屋で買ったものでも持ち帰るようです。

16:10、さぁ、テント場に向けて戻ります。

金沢前泊で行く白山テント泊

2023年7月16日(日)~18日(火)と海の日の三連休と夏休みを利用してずっと行きたかった白山に行ってきました。

 

白山は石川県と岐阜県の県境に位置する百名山で、富士山、立山とともに日本の三霊山に数えられる山です。山頂部の標高は御前ヶ峰(ごぜんがみね)の2,702m。信仰の山ということで古くから登られていて、初登頂は717年と早く、1300年も前から登られているんですね。北アルプス槍ヶ岳に幡隆が初めて登ったのが1828年ということを考えると、とても古い歴史があるのですね。

 

さて、日程ですが、最初は夜行バスを利用して、朝金沢駅に到着し、金沢駅発のバスで市之瀬(ここから登山口に向かうシャトルバスが出る)に向かうことを考えました。が、どの夜行バスも金沢駅を6時または6時30分に出発するバスに間に合わない。夜行バスは安価でたくさん出ているのですが…。一晩高速バスに乗るというのも腰にくるわ、寝られないわでいいことないということもあって、新幹線で金沢に行き、前泊することにしました。

 

市之瀬にいくバスは金沢駅だけでなく松任駅金沢駅から11分くらい電車に乗る)からも出ていて、そちらのほうが、乗車時間が20分ほど少なく(といっても1時間40分乗る)、バスの始発が5時と早いので松任駅近くのビジネスホテルに前泊しました。ちなみに金沢駅周辺のホテルに泊まると、この5時松任駅発のバスに間に合いません。うまくできているようで、松任駅のある白山市が考えた結果、松任駅周辺のホテルや飲食店にお金を落とさせる作戦でしょうか。

 

ということで、東京駅から北陸新幹線のかがやきに乗り、約2時間20分後の10時49分、金沢駅に到着しました。ちなみに東京駅から450㎞です。北アルプスに行くときのマイカーの走行距離が250㎞くらいであることを考えると遠いことを実感します。

 

まぁ、途中日本海も見えちゃうくらいなんで遠いんですね。糸魚川を通った時は、海まで見通せたのですが、ああこのあたり一帯が火事になってしまったんだなぁと思いました。

ちなみに新幹線代も片道14,000円強となかなかお高いので、早めに予約してえきねっとの30%割引を狙うと大きい。いつも、直前の天気予報を見て行けるところに行くスタイルなので、予約が直前になってしまうんですが、往復だと10,000円ほど浮くので今後は早めに計画を立てておき、天候が悪化したら日程変更または取りやめをしたほうがよいと実感しました。

 

重いザックをコインロッカーに預けたいので、コインロッカーの場所を事前にチェックしておきました。3連休なので空きがあるか心配でしたが、金沢駅には多くのコインロッカーがある上に、さらに、臨時の荷物預け所があり、大きさ問わず1日500円で預かってもらえました。

 

もてなしドームを見上げて撮った1枚。奥には鼓門(つづみもん)。もてなしドームは、雨や雪の多い金沢で傘を差しだすもてなしのこころをコンセプトにしたため、このような名前がついているそう。

また、鼓門は伝統芸能である能楽の鼓をイメージしているとのこと。金沢らしいです。

 

さて、ザックを預けて身軽になったところで近江町市場に行きました。時刻は11時過ぎなので、混む前に行きたいところです。しかし、歩いて20分程度、11時過ぎといってもどの店もすでに列ができていました。その中でも比較的すいているお店に名前を書いて待つことにしました。

待つこと20分程度、カウンターに通されました。お手軽な海鮮丼を頼みました。のどぐろのお寿司も食べたかったのですが、1貫700円くらいしてやめました。

さて、近江町市場を出て、少し観光に出かけます。有名な三大庭園の兼六園金沢城公園は隣接しているので、当初は両方行こうと思っていました。しかし、あまりに暑く、兼六園は行くのをやめました。

金沢城公園は前田利家の居城だったんですが、屋根は鉛瓦、腰壁は海鼠(なまこ)壁が特徴なんだそうです。現在は一部が復元されています。ちなみに一時期は金沢大学がこちらにあったそうです。

 

次は隣の尾山神社へ。こちらは神門といい、明治8年の建築で、和漢洋の三様式で国指定の重要文化財とのこと。ちなみに日本でもっとも古い避雷針なんだそう。

 

そのあとは武家屋敷を見て、歩いて金沢駅に戻りました。疲れたので、駅ビルのスタバでスマホの充電をしながらしばし休憩しました。

 

そして、預けていたザックを回収し、北陸本線に乗り、松任駅に移動。乗車時間は10分強です。同じようにザックを背負ったおじさんがいてなんだか安心しました。

松任駅に着いたら、歩いて3分ほどのビジネスホテルにチェックイン。駅前に水田が広がるのどかな風景でした。

 

日が暮れると山のシルエットがくっきり。これが白山なのかは分かりませんけど。

さぁ、明日は白山に登ります。