(仮称)登って登って国士無双

登山を趣味とするオフィスワーカーのブログです

金沢前泊で行く白山1泊2日②~別当出合~南竜~山頂~室堂

さて、今日は白山に登ります。5時松任駅発のバスに間に合うべく、ビジネスホテルをチェックアウトしました。

バス乗り場はホテルと反対側の駅のロータリーです。

4時45分ごろに到着したら、すでに列ができており、バス会社の方が乗車券を販売していました。しかし、満員になることはありません。乗車は快適な1時間40分となりました。市之瀬でマイクロバスに乗り換え、登山口の別当出合に7時過ぎに着きました。

 

7:07鳥居をくぐり、スタートです。別当出合という登山口は別当谷がほかの沢と出合うからなのかなと思いましたが、どうなんでしょうか。

砂防新道と観光新道という2つのの登山道があります。砂防新道のほうが歩きやすいとのことで、行きも帰りも砂防新道を利用しました。砂防新道は別当谷に架けられた吊り橋を渡ってスタートです。この吊り橋は旧吊り橋が平成16年の土石流により流出したため、新しく架けなおしたそう。下の国交省のサイトが面白い。よかったら、見てみてくださいね。

www.hrr.mlit.go.jp

しばらく歩くと中飯場という休憩ポイントに着きました。ここには、トイレと水場があります。歩き始めて最初のころは、登山道が舗装道と交わるのですが、この舗装道には砂防事業の工事車両が通るようです。だから、飯場という名称なのでしょうか。ベンチが複数あるので、小休憩をとりました。

不動滝と砂防堰堤が見えました。

登山道はとても整備されています。老若男女問わず登られている様子。森林限界を超えてからは暑すぎて写真を撮る気力がなく、登りの時は写真少なめです。


登ること3時間半、キャンプ場が見えてきました。左に見える赤い屋根は南竜山荘。

テントの受付は最も下に位置する建物(写真下の建物)で行いました。テント代は800円を封筒に入れて箱に収める方式です。

11:07、キャンプ場に着きました。別当出合から約4時間でした。南竜山荘からは沢を渡り5分くらいです。三連休の最終日、到着時点で多くのテントが張られていました。

キャンプ場は奥の方に進むとコテージがあるのですが、コテージ寄りの区画にテントを張りました。今日はソロなので、ヘリテイジのハイレヴォ。この写真は夕方撮影したものですが、三連休の最終日とあって、到着時に比較してテントは少なくなりました。適度な距離感です。

さぁ、テントを張ったので、11:50テント場を出発しましょう。南竜山荘からテント場までの登山道にはハクサンコザクラが群生。

まずは室堂に向かうのですが、キャンプ場から室堂へは3つのコースがあります。行きはエコーラインで登ります。事前情報だとこの時期(7月中旬)はニッコウキスゲが群生しているらしい。階段状になっていて傾斜も緩やかでとても登りやすい。

整備された登山道。このエコーラインはひときわ整備されていました。

登山道から見下ろした写真。ニッコウキスゲの向こうに見えるのは右手に南竜山荘、中央にテント場のトイレ棟やコテージが見えます。

だんだんと雲が出てきました。

ピンク色が濃いアカモノ

これはチングルマ

これはツマトリソウ

これは何の花でしょうか。

と、こんな感じでニッコウキスゲ以外にもいろんな高山植物が楽しめました。

13:30白山室堂に付きました。写真の建物は、白山比咩神社(はくさんひめじんじゃ)の祈祷殿です。ちなみに、室堂でランチを食べようと思っていましたが、12:45ラストオーダーで食べられず。行動食でお腹を満たしました。ガスで見えませんが、背後に白山があります。鳥居をくぐり、祈祷殿の右側を通って山頂に向かいました。

登山道に入ってすぐクルマユリが群生。

登山道脇はこんな感じで花畑のようでした。

山頂までは整備された登山道です。これってイワギキョウ?

山頂近くにある奥宮。奥宮の先(写真の左奥)に、山頂があります。14:30山頂に到着。

室堂へ戻る際は御池めぐりコースで戻りましょう。(室堂までの所要時間1時間)山頂では、同じくソロで来ている女性3名の方と一緒になり、山頂で写真を撮っていただきました。一人の方とは後ほどテント場で再会しました。

6月頃に来ると、池に雪が一部残り、ドラゴンアイが見られるらしい。ドラゴンアイも見たかったのですが、6月頃はアイゼンが必要なので、今回は花の最盛期の7月を選びました。ドラゴンアイ、とても神秘的なのでネットで検索してください。

 

御池巡りは、多少のアップダウンはありますが、景観がこれまでと違って面白い。遠くまで来たからには、お池巡りして正解でした。

15:48室堂に戻ってきました。白山比咩神社の祈祷殿で御朱印をいただきました。

室堂で行動食を食べながら、しばらく休憩しました。ほかのエリアでは山小屋で買った食べ物飲み物のごみは山小屋で引き取ってもらえるのですが、白山界隈は、山小屋で買ったものでも持ち帰るようです。

16:10、さぁ、テント場に向けて戻ります。