(仮称)登って登って国士無双

登山を趣味とするオフィスワーカーのブログです

金沢前泊で行く白山テント泊

2023年7月16日(日)~18日(火)と海の日の三連休と夏休みを利用してずっと行きたかった白山に行ってきました。

 

白山は石川県と岐阜県の県境に位置する百名山で、富士山、立山とともに日本の三霊山に数えられる山です。山頂部の標高は御前ヶ峰(ごぜんがみね)の2,702m。信仰の山ということで古くから登られていて、初登頂は717年と早く、1300年も前から登られているんですね。北アルプス槍ヶ岳に幡隆が初めて登ったのが1828年ということを考えると、とても古い歴史があるのですね。

 

さて、日程ですが、最初は夜行バスを利用して、朝金沢駅に到着し、金沢駅発のバスで市之瀬(ここから登山口に向かうシャトルバスが出る)に向かうことを考えました。が、どの夜行バスも金沢駅を6時または6時30分に出発するバスに間に合わない。夜行バスは安価でたくさん出ているのですが…。一晩高速バスに乗るというのも腰にくるわ、寝られないわでいいことないということもあって、新幹線で金沢に行き、前泊することにしました。

 

市之瀬にいくバスは金沢駅だけでなく松任駅金沢駅から11分くらい電車に乗る)からも出ていて、そちらのほうが、乗車時間が20分ほど少なく(といっても1時間40分乗る)、バスの始発が5時と早いので松任駅近くのビジネスホテルに前泊しました。ちなみに金沢駅周辺のホテルに泊まると、この5時松任駅発のバスに間に合いません。うまくできているようで、松任駅のある白山市が考えた結果、松任駅周辺のホテルや飲食店にお金を落とさせる作戦でしょうか。

 

ということで、東京駅から北陸新幹線のかがやきに乗り、約2時間20分後の10時49分、金沢駅に到着しました。ちなみに東京駅から450㎞です。北アルプスに行くときのマイカーの走行距離が250㎞くらいであることを考えると遠いことを実感します。

 

まぁ、途中日本海も見えちゃうくらいなんで遠いんですね。糸魚川を通った時は、海まで見通せたのですが、ああこのあたり一帯が火事になってしまったんだなぁと思いました。

ちなみに新幹線代も片道14,000円強となかなかお高いので、早めに予約してえきねっとの30%割引を狙うと大きい。いつも、直前の天気予報を見て行けるところに行くスタイルなので、予約が直前になってしまうんですが、往復だと10,000円ほど浮くので今後は早めに計画を立てておき、天候が悪化したら日程変更または取りやめをしたほうがよいと実感しました。

 

重いザックをコインロッカーに預けたいので、コインロッカーの場所を事前にチェックしておきました。3連休なので空きがあるか心配でしたが、金沢駅には多くのコインロッカーがある上に、さらに、臨時の荷物預け所があり、大きさ問わず1日500円で預かってもらえました。

 

もてなしドームを見上げて撮った1枚。奥には鼓門(つづみもん)。もてなしドームは、雨や雪の多い金沢で傘を差しだすもてなしのこころをコンセプトにしたため、このような名前がついているそう。

また、鼓門は伝統芸能である能楽の鼓をイメージしているとのこと。金沢らしいです。

 

さて、ザックを預けて身軽になったところで近江町市場に行きました。時刻は11時過ぎなので、混む前に行きたいところです。しかし、歩いて20分程度、11時過ぎといってもどの店もすでに列ができていました。その中でも比較的すいているお店に名前を書いて待つことにしました。

待つこと20分程度、カウンターに通されました。お手軽な海鮮丼を頼みました。のどぐろのお寿司も食べたかったのですが、1貫700円くらいしてやめました。

さて、近江町市場を出て、少し観光に出かけます。有名な三大庭園の兼六園金沢城公園は隣接しているので、当初は両方行こうと思っていました。しかし、あまりに暑く、兼六園は行くのをやめました。

金沢城公園は前田利家の居城だったんですが、屋根は鉛瓦、腰壁は海鼠(なまこ)壁が特徴なんだそうです。現在は一部が復元されています。ちなみに一時期は金沢大学がこちらにあったそうです。

 

次は隣の尾山神社へ。こちらは神門といい、明治8年の建築で、和漢洋の三様式で国指定の重要文化財とのこと。ちなみに日本でもっとも古い避雷針なんだそう。

 

そのあとは武家屋敷を見て、歩いて金沢駅に戻りました。疲れたので、駅ビルのスタバでスマホの充電をしながらしばし休憩しました。

 

そして、預けていたザックを回収し、北陸本線に乗り、松任駅に移動。乗車時間は10分強です。同じようにザックを背負ったおじさんがいてなんだか安心しました。

松任駅に着いたら、歩いて3分ほどのビジネスホテルにチェックイン。駅前に水田が広がるのどかな風景でした。

 

日が暮れると山のシルエットがくっきり。これが白山なのかは分かりませんけど。

さぁ、明日は白山に登ります。